ウッドショックが来る少し前に引き渡しとなった我が家。こだわったポイントなどを。
友人が何人か積水ハウスで家を建てていたため、自分も建てようかなという気分になり、設計士さんを紹介してもらった。同時期に妻の妊娠も判明し、流れは加速していった。ここで我々のバックグラウンドを説明しておく。私の実家はすごい田舎であり、庭は400坪ほどあった。別に豪邸というわけではなく、友人もそういう家は多かった。大学からは実家を出てやや都会で暮らしていたので400坪が無理なのはわかっていたが、普通の分譲地のような庭がほとんどない家というのは想像ができなかった。ちなみに妻の実家はさらに田舎であり、妻は高校への通学のため毎朝5時半に起床していたらしい。私は少し田舎に広い土地を買うことも考えていたが、妻は利便性重視のため当初から反対していた。
話し合いの結果、都市部でやや広めの土地を買うことになった。広さと利便性を妥協しなかった結果犠牲になったのは金銭であり、ローンの額は増えた。70歳近くまで全力で働かなくてはならないが、欲しいもののためなので仕方ない。妻は保守的な人物であり、1階リビング、和室、畳の小上がりスペースなどの伝統的な要望を挙げていた。私は奇抜な家にしたかったので、設計士さんには奇抜な提案をしてもらいたいと話していた。
妻との意見の対立は何度かあったが、交渉、説得などを経て最終的には無難な感じにまとまった。我が家の特徴は、鉄骨・ダインコンクリートで小さな吹き抜けのある1階リビング、和室なし、1階水回り、2階は子供部屋2つ分の空間あり、仕切っておらず現在は広場になっている。風呂はサザナ1618、妻の要望により浴槽は黒である。キッチンはラクシーナでペニンシュラキッチン、洗面はルミシスの積水ハウス仕様。食洗器は日本製の深型。1階トイレはネオレスト、2階トイレはアラウーノ。2階の洗面所は最も安いもの。2階にクローゼット、1階に2畳ほどの書斎をいただいた。洗面所と脱衣所は別で、脱衣所には乾太くんが設置されている。妻は当初乾太くんは不要と言っていたが、友人の勧めもあり導入したところ、今では乾太くんのない生活は考えられないほどに活用している。
庭は植栽多め、リビングの掃き出し窓から高低差のないタイルデッキをつけた。雪国なのでカーポートあり。宅配ボックスはコンボ、玄関は道路正面向きだが門塀で少し隠されている。
現在のところ大きな後悔ポイントはない。強いて言えば、室内に土間をつけるなどもっと冒険していたらどうだっただろう?というような思いはあるが、妻がOKする世界線は無かったと思われるので、今世ではあきらめることにした。あと夏はかなり家の中が暑くなる。冬はアパートよりは少し寒い。朝の室内気温は17℃程度になる。積水ハウスでは木造であるシャーウッドのほうが熱橋がない分、断熱性は少し良いと言われているようだ。だが実家よりははるかに快適なため不満はない。断熱にこだわるなら一条工務店やスウェーデンハウスなどが良いようだが、周囲に建てていた人がいないのできっと検討しようとしても縁がなかっただろう。
ローンの返済額は手取りの3割程度でありまあまあきついと感じる。心配性なので団信は手厚いものにした。変動金利である。
自分は凝り症なのでキッチンやユニットバスなどは徹底的に調べたうえで決定した。よく調べるほど、後悔もなくなると思う。
これから家を建てる人は値上げなどいろいろ大変と思うが、金銭面で迷った場合は夫が仕事を死ぬほど頑張ればなんとかなると思うのでぜひ頑張っていただきたい。
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